決済機能付きLPならWordPress?wix?Shopify?
ランディングページ(LP)にて取り扱うサービスや商品によっては、コンバージョンを決済に設定したいことがあります。決済機能のあるLPを制作するためにどのようなサービスを活用したらよいか考えていきます。
Contents
LPに決済機能を付けるメリット
ランディングページ(LP)に決済機能を付けることは、マーケティング戦略の中で必要になるケースがあります。LPに決済機能を付ける主なポイントを挙げます。
- 緊急ニーズに対応:「急ぎでに購入したい」といった緊急的なニーズのある商品やサービスの場合、ユーザーがLP上で直接購入や支払いを完了できるため、ユーザーのストレスがなく離脱を低減できます。
- スムーズに購入できる利便性:購買意欲が高いことが推測できてきる商品やサービスの場合、ワンステップで購入が完了するため、時間の節約や手間を省くことができ、顧客満足度も高まります。
- 限定オファーとの相性:数量限定オファーや期間限定キャンペーンなどで購買意欲を高めたユーザーに対しては、即座に購入を決定してもらうことでコンバージョン率が向上します。
決済機能付きLP制作におすすめの3サービス
決済機能を有したWebサイト制作サービスの中で、LP制作におすすめする3サービスを紹介します。
WordPress(WooCommerce)
WordPressは、世界で最も広く使われているWebサイト構築プラットフォームです。またWooCommerceはWordpress向けECプラットフォームでシェア率No.1のサービスで、WordPress向けのオープンソースECプラグインです。
WordPressにWooCommerceを導入することで、決済機能を簡単に構築できます。
Wix
WixはWebサイト構築プラットフォームでドラッグ&ドロップの直感的なインターフェースが特徴です。EC機能も充実しており、手軽に決済機能を実装できます。
複数の有料プランが準備されており、決済機能を使用するにはスモールビジネスプラン以上が必要となります。
Shopify
Shopifyは、EC専用のプラットフォームであり、大規模なオンラインショップの運営に最適です。ホスティングや決済機能が一体化しているため、セットアップが簡単です。
有料プランのみで、ECサイトの規模により選べる複数のプランが準備されています。大規模なECサイトを構築する場合は非常に力強いサービスです。
3サービスのメリット・デメリット
WordPress(WooCommerce)
WordPressのメリットとしては、何よりも高いカスタマイズ性と柔軟性です。豊富なテーマやプラグインによりLPのデザインや機能を細部までカスタマイズできます。またLPを多用したマーケティングや公式HPでのブランディングにも柔軟に対応可能です。
費用も最低限で決済機能を実装できることから、商品やサービスに合わせて決済機能の追加ができます。
CMS活用のメリット
- 高いカスタマイズ性:プラグインやテーマなど、WordPressの機能をフルに活用することで高いカスタマイズ性があります。
- コスト効率:WooCommerceは基本的な機能は無料で利用できるため、決済機能にかかるコストを抑えられます。
- コミュニティサポート:世界中に多くのユーザーがいるため、サポートフォーラムやドキュメントが充実しています。
CMS活用のデメリット
- 設定が複雑:高いカスタマイズ性がある一方、初心者には設定や管理が難しい場合があります。割引や予約注文などの機能追加にはプラグイン導入などが必要になることが多いです。
- セキュリティ対策が必要::不正アクセスを受けるリスクがあり、セキュリティの設定や管理が必要です。
Wix
Wixのメリットは、ドラッグ&ドロップの直感的なインターフェースを提供しており、コーディングの知識がなくても簡単にページを作成できます。また無料から始めることができるため、ビジネス初期のマーケティングから活躍します。
CMS活用のメリット
- 使いやすさ:Wixはドラッグ&ドロップで簡単にサイトを作成できます。
- 多様なテンプレート:デザインテンプレートが豊富で、視覚的に美しいサイトが作れます。
- ホスティング込み:サーバー費用などが不要で、Wix契約費用に全て含まれているため管理が簡単です。
CMS活用のデメリット
- 制限されたカスタマイズ:豊富なテンプレートや機能が準備されていますが、思い通りのカスタマイズが難しい場合があります。
- パフォーマンスの制約:一般的なLP運用などでは気になりませんが、高度なカスタマイズや大量のコンテンツを扱う場合、パフォーマンスの低下に注意する必要があります。
Shopify
ShopifyはECプラットフォームとして設計されているため、決済処理、在庫管理、注文管理などの機能が充実しています。これによりLPに直接購入機能を簡単に組み込むのができます。ECサイトとLPを併用する場合は効果的に活用できます。
ただし運用費用が高いことから、ECサイトを考えない場合はコスパに注意すると良いでしょう。
CMS活用のメリット
- 専門的なEC機能:EC専用プラットフォームであり、強力なEC機能が標準で搭載されています。
- 豊富なテンプレート:デザインテンプレートが豊富で、スタイリッシュで美しいサイトが作れます。
- 多様なアドイン:多くのアドインやアプリを利用して機能を拡張できます。
CMS活用のデメリット
- コストが高い:月額料金が高めで、追加のアドインやアプリも有料の場合が多いです。
- 制限されたカスタマイズ:テンプレートのカスタマイズに限界があり、完全に自由なデザインをするには専門的な知識が必要です。
- 海外向けの設計:各種設定などを行うにあたり、慣れるまでは使いにくさを感じることがあります。
3サービスの比較
画像形式 | WooCommerce | Wix | Shopify |
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おすすめケース | ・すでにWordPressサイトを運営している方 ・決済機能の費用を抑えたい方 | ・すでにwixサイトを運営している方 ・まずは気軽に始めてみたい方 | ・これから決済機能付きLPを作る方 ・海外向けに販路を拡大したい方や、大規模なECサイトを予定の方 |
料金 | 無料 (サーバー費用別) | スモールビジネス \2,100/月 ビジネス \2,600/月 ビジネスプライム \12,000/月 | Basic \3,650/月 Shopify \10,100/月 Advanced \44,000/月 |
決済方法 | 基本的な決済方法は網羅 (導入する決済代行サービスによる) | 豊富な決済方法 (クレジットカード・電子マネー・コンビニ決済・銀行振込・Paypal・オフライン) | 非常に豊富な決済方法 (クレジットカード・電子マネー・コンビニ決済・銀行振込・Paypal・Shopifyペイメント他) |
共同管理 | 無制限 (Wordpress設定) | スモールビジネス 5名 ビジネス 10名 ビジネスプライム 15名 | Basic 0名 Shopify 5名 Advanced 10名 |
決済手数料 | 目安 3.6~3.85% (導入決済代行サービスによる) | Visa 3.6% JCB 3.85% Mastercard 3.6% | Visa/Mastercard他 2.9%~3.55% JCB 2.9%~3.55% 海外発行カード 3.75%~3.90% |
カゴ落ちメール | ○ ※ | ○ | ○ |
自動割引 | ○ ※ | ○ | ○ |
予約注文 | ○ ※ | ○ | ○ |
商品レビュー | ○ | ○ | ○ |
再入荷通知 | ○ ※ | ○ ※ | ○ |
まとめ
LPの制作・運用にはWordpressやWixが最適です。また、ECサイトの構築や海外向けサービスを見込むLP集客といったマーケティング戦略を考える場合は、Shopifyの導入を考えることが必要となります。
NaoWorks designでは、WordpressやWixを活用したLP制作を多く手掛けておりますので、お困りごとやご相談などお気軽にお声がけください。